古代檜(こだいひのき)とは

 台湾の深山・幽谷、標高2000m~2700mの国有林に自生する神木とも言えるタイワンベニヒノキです。
 樹齢は千年ないし三千年を数える、非常に貴重な超巨木。
 数千年の歴史を物語る年輪は大変細かく、芳香高く品格ある木肌をもつ。
 天然ヒノキチオールが多量に含まれる精油のはたらきにより、耐水性や耐久性に富む。
 伐採は平成元年より禁止され、現在では非常に入手困難。弊社では、それ以前に伐採された木や
 台風・地震などで自然倒木した風倒木を使用しています。
 【明治神宮の一の鳥居は樹齢2450年・切株直径3.5メートル(約8畳間の広さ)、
  末口の直径1.65メートル、長さ22メートルもあるタイワンベニヒノキでつくられています】
  ***出典:法隆寺を支えた木(西岡常一 小原二郎 著) 216ページ 台湾のヒノキ ***


    精油の含有量  古代檜材 2.0~5.8%
            一般檜材 0.2~1.5%


 近頃、社寺建築などに多く使われるラオス桧(ヒノキ)は古代檜ではありません。
 弊社使用の古代檜は台湾の国有林において平成元年以前に伐採された樹齢千年~3千年のタイワンベニヒノキです。
 現在、台湾で伐採されている檜は樹齢が若い民有林材です。





古代檜浴槽に類似品はありません。
古代檜浴槽と呼べるのは樹齢千年以上のタイワンベニヒノキからつくった浴槽だけ。
古代檜の生命美をショールームにてご覧ください。

品格のある浴槽<古代檜浴槽は樹齢千年~三千年のタイワンベニヒノキで製作します>






天然ヒノキチオールとは

ヒノキチオールという名前はタイワンヒノキに由来し、1930年代に 野副鉄男氏(当時台北大教授)がタイワンヒノキの精油中より発見、命名しました。
白色~黄色の結晶で特有の芳香があり、抗菌力が強く抗菌範囲も広いです。また、多くの生理作用があるので様々なものに使用されています。一例をあげますと、
①防腐剤として天然の食品添加物に認可された。
②殺菌・消炎・細胞活性効果があり、育毛剤の成分の一つとして。
③化粧品に、皮膚病の原因細菌及び糸状菌に優れた抗菌性を示すことにより、配合されている。
このように800余種もの化粧品や薬品に含まれていますが、配合されているヒノキチオールはほとんどが化学合成品です。しかし古代檜精油には、大変高価であり貴重品の天然ヒノキチオールが多量に含まれています。 ヒノキチオールの化学構造は炭素7個が環状に結合した大変珍しい物質で、このような化合物を特にトロポロン類と呼びヒノキ科特有の成分です。ヒノキ科の中の9属(ヒノキ属、ホソイトスギ属、アスナロ属など)でその存在が知られ、 ヒノキ属においては5種(タイワンペニヒ、タイワンヒノキ、ヌマヒノキ、ローソンヒノキ、ペイヒバ)に見いだされていました。これまで、同じヒノキ属の中でも国産ヒノキにはヒノキチオール等のトロポロン類は含まれていないとされてきましたが、最近になって、木曽ヒノキからヒノキチオールが発見されたという報告がありました。これは、GC/MSD(ガスクロマトグラフ質量分析装置)によりヒノキチオールを検出することができ、極微量の存在が確認されました。

ヒノキチオールの各種菌類に対する最小発育阻止濃度(1994 斎藤)

菌種
最小発育阻止濃度
(μg/ml)
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus ATCC 29213) 100
連鎖球菌(Streptcoccus faecalis ATCC 29242) 100
大腸菌(Escherchia coli ATCC 25922) 100
緑膿菌(Pseudomonas aerginosa ATCC 27853) 200
霊菌(Sereatia marcescens 100
プロテウス菌(Proteus mirabilis 100
枯草菌(Bacillus subtilis ATCC 6633) 50
黄コウジカビ(Asoergillus oryzae 25
リンゴ腐乱病菌(Valsa ceratosperma 50
紫紋羽病菌(Helicobasidium monpa 50
灰色ブドウカビ菌(Botrytis cimerea 100
カワラタケ(Coriolus versicolar 林試1030) 25
上記以外に、サルモネラ菌、MRSA、大腸菌O157、カンジダ菌や、新型肺炎(SARS)などにも抗菌性が認められています。






古代檜エッセンシャルオイルについて

古代檜材に含まれる精油中には、約100種類の物質が確認されています。
内訳は26種類がテルペン類で、他の物質も分子量から、テルペン系と考えられています。代表的な物に、ヒノキチオール・αピネン・リモネン・ボルニル アセテート・テルピネン・αテルピネオール・アロマデンドレン・αムロレン・リナロール・ミルテノールなどがあります。その薬的効果は殺菌・防腐・血圧低下・興奮などです。 これらのテルペン類(芳香族成分)が木の繊維質を取り囲んで、保護しています。そして精油が多量に含まれることにより、古代檜材は水を含みにくく、乾きやすいのです。
森林浴は樹木から発散しているフィトンチッドという物質が体内に吸収され、体の働きを活発にし、又、鎮静作用をもたらします。古代檜は天然ヒノキチオールを代表とする、精油分を多量に含有しており、その浴槽に入浴するということは森林浴そのものと言えます。
古代檜エッセンシャルオイル



********古代檜エッセンシャルオイルは、千年の息吹********



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